2024年9月16日の「帰れマンデー」は、黒部ダムを目指す旅!
ゲストには、森田剛さん、飯尾和樹さんが参戦!
大迫力の放水が真横で見られる絶景スポット「レインボーテラス」に大興奮の一行!
そして、更なる今回の旅のゴールは、黒部ダムの非公開エリアへ特別に潜入だそうですね!
ここは、黒部ダム建設の歴史が残る貴重な場所「ケミカルトンネル」かと!
「ケミカルトンネル」とはいったい何? (←難しい言葉だらけですが…やさしくざっくりと解説!)
まだ間に合う見学ツアーはある? などもリサーチ!
黒部ダムの非公開エリア「ケミカルトンネル」とは?
約70年前、「世紀の難工事」、黒部川第四発電所建設工事が行われました(黒四ダムの建設)。
その当時の生々しい過酷現場の跡を見ることができるエリアが残されているそうです。
通常は非公開のこのエリアは、「関電トンネル」の中にあり、
「ケミカルトンネル」と呼ばれているそうなのですが。
一体、このトンネルは何なのでしょうか!?
「ケミカルトンネル」とはどんなところ?
戦後の急速な経済復興で電力が不足し、関西地域の深刻な電力不足を解消するために建設されたのが、この黒四ダム。
黒部渓谷へ膨大なダム建設資材を運び込むために、長野県大町市とを結ぶ大町ルートが計画され、
その要となったのが、北アルプスを貫く「大町トンネル(現在の関電トンネル)」工事。
1956年8月に始まったトンネル工事ですが、その途中、「破砕帯(はさいたい)」という最も困難を極めた区間に遭遇。
岩盤の中で岩が細かく砕け非常に崩れやすく、地下水を大量に溜め込んだ軟弱な地層だったそうです。
(この過酷な工事を舞台に製作されたのが「黒部の太陽」という映画)
大量の水を抜く作業、軟弱地盤を固めるためコンクリートや薬液注入など(←当時としては特殊な作業)、
約80mにも及ぶこの「破砕帯」を突破する工事に、約7カ月もの年月を要したそう。
「ケミカルトンネル」というのは、関電トンネル工事において、
どうやらこの軟弱地盤を固めるための薬液(薬品)に関係した場所のようなのです。
(「ケミカル」には「薬品」という意味も有り)
「ケミカルトンネル」は、当時の素掘りの工事跡が残された貴重なエリアですが、
そんな地盤強化のための薬品置き場のために使われていたのではないか、
薬品の試験などが行われていたのではないかという情報も見かけましたよ。
↓↓以下、番組での紹介内容も追記↓↓
<番組での説明>
黒部ダム建設当時の、手作業による素掘りトンネルの跡が残るエリア。
当時の剥き出しのままの状態で残されているエリアはここぐらい。(その他のトンネル壁面はコンクリートで固められている)
ここは、建設当時の状況が見られるように残して、特別な場合にだけ公開している。
ここで、ダム建設時の化学薬液を調合していたことから、この名前(ケミカルトンネル)で呼ばれている。
当時のトンネル掘削の様子を再現した人形も。
さらに、さく岩機の作業の体験もできる。(パワーは当時の1/5に抑えられたもの)
「ケミカルトンネル」のある「関電トンネル」は、通常は歩くことはできず非公開。
今回、特別に撮影が許可された、この非公開エリアの見学ツアーについては、以降に!
オススメ参照記事!
★第3工区を担当した熊谷組の記事「「黒部の太陽」~黒部川第四発電所・大町トンネル工事」
★立山黒部アルペンルート公式サイトの「立山黒部の開発と観光」ページ
見学ツアーはある?
この「関電トンネル」内の破砕帯区間(約80m)を歩いて見学できるツアーが行われているのをご存じですか?
「黒部ダム」で開催されているこの見学ツアー、今年も5回開催されたようです。
(6月15日(土)、7月6日(土)、7月25日(木)、8月22日(木)、9月7日(土))
Link: 関電トンネル破砕帯見学ツアー募集開始のお知らせ(2024年度)
定員60名のこの見学ツアーは、応募多数の場合は抽選に。
この倍率は、日付によっては6~8倍にもなるという人気だそう。
ただ、残念ながら、「黒部ダム」主催の見学ツアーは、今年は終了してしまっているようですね。
まだ間に合う?
でも、以下のようなツアーを見つけましたよ!
これ、今年の10月のツアーなので、まだ間に合いそうかな!? 一応、ご紹介しておきますね。
(※黒部ダムの「観光放水」が見られるのは、10月15日まで)
「阪急交通社のツアー」(2024年10月11日~2024年10月23日/出発地は東京)
Link:<東京発>黒部ダムの裏側を見るガイドウォークと大型バスでは行けない上高地2日間
※JTBでは、「旅の過ごし方+plus」対象の㈱JTB国内旅行をお申込の方対象のプランも。
Link: 黒部ダムプライベートガイドプラン (10月31日まで)
見学ツアー体験記も!
「関電トンネル破砕帯見学ツアー」の体験記は、以下のブログ記事がオススメ!
関電トンネル破砕帯見学ツアー (「ちはやふる日記」さんより)
★室堂のホテル立山のレストランの絶品グルメはこちらに!
Link: 「帰れマンデー」公式サイト / 「帰れマンデー」公式X
Link: 「帰れマンデー」のTver見逃し配信はこちらから