こんにちは!
「大人の英語カフェ」へようこそ♪
このコーナーでは、関正生先生著「真・英文法大全」を題材に、
「これは!」と思えるポイントや気になる点を書き留めていきます。
さて、第3回目のトピックスは、「予定・未来表現」について。
CHAPTER1-3「進行形」の後半に(P.65まで)、
進行形や現在形、未来進行形を用いた未来の予定を表す表現が取り上げられていますね。
ただ、これらに限らず、未来表現って非常に様々な表現があり、
いつになっても迷うところだったりしませんか?
ところが、「真・英文法大全」では、未来表現としてまとめられている箇所は見当たらないようです。
(各所に散らばっている形かな。willなどは助動詞の項目以降に出てきますね)
そこで、少しだけ、この未来表現について、補足させていただければと思います。
予定・未来表現のまとめ
まず、他の参考書も参考に、予定・未来表現をざっと挙げておきますので、
よろしければ頭の整理に、ご参考にしていただければと思います。
- 助動詞 will
- be going to ~
- 現在進行形 (be ~ing)
- 現在形
- will be ~ing (未来進行形)
will については、本書のP.197 をご参照くださいね。
加えて、will と be going to の違いについては、P. 246-247 で明らかに。
現在進行形と現在形の未来表現のニュアンスの違いについても、P.60-61で説明されていますね。
ただ、be going to ~と現在進行形 (be ~ing)の違い、
現在進行形 (be ~ing)と未来進行形 (will be ~ing)の違いについてはつかみきれていません。
(これについては、また後ほど)
未来表現をまとめてマスターしたい場合のオススメの参考書は?
横道にそれますが、NHKラジオ英会話などで有名な大西泰斗先生はご存じですか?
大西先生の有名な英文法書、「一億人の英文法」をお持ちであれば、
ぜひ、P.581-589を見ていただきたいところです。
Section7「未来」表現の項目のところで、
上でご紹介した5つの未来表現について、大変分かりやすく説明されています。
be going to ~と現在進行形 (be ~ing) の微妙な違いや、
未来進行形の will be ~ing の感覚がより理解できるようになるかと。
もし、未来表現をまとめて整理してマスターしておきたい場合には、
こちらの英文法書の未来表現の解説がとてもオススメですので、ご紹介させていただきました。
微妙な違いを例文で
ちなみに、「真・英文法大全」の未来進行形の個所にある例文を用いて(P.64)、
微妙な違いを見てみると、以下のようになるかと。
(本書から引用の元の例文—未来進行形)
I’ll be guiding your hike today.
「今日のハイキングのガイドは、私が務めさせていただきます」
これを、will や be going to ~、現在進行形 (be ~ing)で表してみると、以下のようになるかと。
I will guide your hike today. (「よし、やろう」と、今、決めたような意思未来の感覚)
I’m going to guide your hike today. (「~するつもり」と、とりあえず事前に心づもりがある感覚)
I’m guiding your hike today. (「~する予定」と、すでに準備にも取り掛かっている最中の客観的な感覚)
元の例文の未来進行形は、上の例の最後の現在進行形(I’m guiding~)に will が付いた形ですね。
基本的に、助動詞を用いると、その文に話し手の主観的な思いや判断が加わりますよね。
そこで、単なる現在進行形の文では、客観的に、ただ事実として、
そういう予定に向かって進んでいるという感覚であるものが、
will が加わると、話し手の中での強い推量・意思のような気持ちが文に添えられることに。
「真・英文法大全」の解説にもあるように、
ここでは「このままいけば~する流れになるはず」という、
話し手の心情がこもったニュアンスになるように思います。
(ちなみに、この用法は、一般的な未来進行形の表現の発展形として紹介されています)
Will you~?とWill you be ~ing? の違い
さてさて、P.65の未来進行形の最後に、will be ~ingの疑問形が出てきますね。
Will you be ~ing?は、Will you~?などよりも丁寧な表現だとされています。
この違いについては、P.199末尾からの Will you~?の「依頼」の項目が参考になりますよ!
ちなみに、Will you be ~ing?は、相手の意図などに直接踏み込まず、丁寧に予定だけをうかがう表現。
ですので、この「~されますか?」という質問に対する返答は、単純にYes か Noに。
ところが、Will you~?では、相手の意図をうかがったり、依頼の意味が含まれる場合もあるため、
これに対して断る場合の返答は、I’m sorry. I can’t. などになるんですね。
というわけで、簡単ですが予定・未来表現の個所について整理させていただきました。
私もしょっちゅう悩んでしまうところだったりするので、
また、都度、振り返り、確認していきたいと思います。
今日のところは以上です。
それでは、また!
★「真・英文法大全」を題材にした「大人の英語カフェ」記事一覧はこちら!